【らせんの上で悪魔と踊る・後書きと人物紹介、ボツネタ倉庫】

 ゲームは2008年2月26日に公開しました。
 ネタバレがあります。
ゲームをクリア後に見てください。
 
「らせんの上で悪魔と踊る」ゲーム内容、ダウンロードはコチラです。

 

 ここでは、ボツになった絵、制作の喜び、悲しみをグダクダウジウジと実にうっとおしく書いてます。
 後書きみたいなモノですから、嫌いな方はご注意ください。
 以下、ゲームのネタバレを含みます。

 「和風」ではない作品です。妙に落ちつきません。
 このお話は、昔作っていたサイトで書いた選択アリの小説が元になっています。
 ただ、元がひどかったのでほぼ書き直しました。残っているのは、あらすじ程度です。
 そのときは現在の終わり方にプラスして、主人公が女になったり、攻略対象が女になったりするムチャクチャなエンドもありました。あと、充が天使になって伶を守るとか。その後、天使の充と悪魔が真剣にお付き合いをはじめるとか。
 読みなおして、おもわず昔の自分に説教したくなるほどひどかったです。

 今回は作るのに時間がかかったので、立ち絵を描き直すというムダな足掻きもしておりました。着物以外を描くのが久しぶりで、なぜかブルブルしながら描きました。
 絵はとても苦手なのですが、絵ナシは少し寂しいので描いてます。もっと練習します。

 年齢制限のある作品を作るつもりはないのですが、元のお話はやや18禁っぽいモノでした。今回、書き直しながら、これはいくらでもエロエロに書けるなーと思ったのですが、それでは配布する方法も限られてしまうし、素材屋さんから素材を借りれないので、脳内で少し考えてすぐにやめました。

【それぞれのエンドの後の悪魔の行動】

【匡エンド】
 ヒロムの所に帰って「やっぱり契約ナシ」とあっさり裏切り、伶の寿命をワクワクしながら待ちます。
【始エンド】
 ヒロムに「伶と始がラブラブになっちゃうよ?」と煽り、ヒロムにやる気を出させます。
【悪魔エンド】
 伶を自分の城に連れて帰り、仲良く暮します。ヒロムは無視です。
【ヒロムエンド】
 ヒロムと伶の間違ったカップルをニヤニヤ眺めながら暮します。


【ちょっとした人物紹介、というか、自分用のメモから】

 田中 匡 
 
 年齢は二十代の中盤。化学の先生。現実的なのに妙にロマンチスト。ときどき大人気ない。
 生徒たちには同年代の友達のように接しているので、人気がもあるけど舐められている。
 自分に向けられる感情には鈍いけど、他人(始以外)の感情の動きには鋭い。
 10歳年下の始をある意味尊敬しており、心酔しているけれど、あまり自覚がない。
 ある事件をきっかけに、子供の頃から始の面倒を見ており、いつのまにか見られる側に変わったり、振りまわされたりなどなと。
 昔は彼女もいたけれど、始によってぶち壊される。
 教師になったきっかけも、始の一言から。
 「これだけ懐かれているのだから、ひょっとして両思い?」というカンチガイをしてみたり。
 告白したらあっさり振られてしまったり。
 人生を始に振りまわされてしまうかわいそうな人。
 始の兄、七緒とは幼い頃からの親友。中学生の頃に告白され、それからは性的な意味で粘着されている。
 が、匡は「親友」という認識を変えておらず、ギャグだと思いこんでいる。
 ドラムは学生からはじめる。バンド活動は順調だったけれど、人間関係のトラブルに巻き込まれ、ドラムをやめてしまう。
 実家は自営業で、ちょっとしたお坊ちゃま。家業を継ぐ気はない。
 双子の兄がいたけれど、幼い頃に亡くなっている。



 赤坂 始 

 高校生くらいの設定。ハチャメチャな行動と言動で匡を振りまわす。
 学業は天才だけれど、常識があまり通用しないのでアホの子に見える。
 好きなことは好き、嫌いなことは嫌いとはっきりしており、子供っぽくて融通がきかない。
 良く言えば正直。悪く言うと空気が読めない。良く言うと純真、悪く言うとバカ。
 思いつきで動き、楽しい事を常に探し回っている。
 そんな自由な所に匡は惹かれている。
 実家はとある大企業。ただ、始の母親は妾なので、あまり重要視されていない。
 アホで自由奔放な行動は、周り(実家の人々)から自分への評価を下げる為。演技がいつのまにか本物になってしまった。
 人生を楽しもう、とがんばってしまっている所がある。
 ピアノは子供の頃から無理やり習わされていた。バンドをやるきっかけは、伶に近付きたかったから。
 幼い頃は誘拐されたり大怪我をしたりと生死の狭間をさまよう事件をよく起こしており、それに匡も巻き込まれている。
 首に大きなキズ跡があるので、常にタートルネックか太いチョーカーを巻いている。
 腹違いの兄、七緒との関係はそれほど悪くないのだが、良くもない。
 兄、七緒は始以上に個性的。現在はニューヨークで家業を継ぐ為に修行中。



 喜多川 伶  

 高校生くらい。始よりも1つ上。充、修二、ヒロムは同学年。
 体が小さいので女の子によく間違われる。それがイヤでわざと乱暴な態度と発言をする。実際には気が小さくて内向的。
 天邪鬼なのでよく他人に誤解され、一人寂しく凹む。
 人見知りなので人付き合いは苦手。仲良くなると、かなり心を許してしまう所がある。
 「しっかりしていて、がんばりやさん」とよく評価されるのだから、そう見えるように演じているだけ。子供の頃に両親からそう言われ、良い子でいなければと思い、演じ続けている。そんな生活を息苦しく感じ、高校生になるのと同時に一人暮しを始める。両親の目が届かなくなっても、「しっかりしていて、がんばりや」の仮面はなかなか外せない。
 精神的に極端に脆い部分がある。人付き合いが苦手なためか、友達に対して神経質。
 来る者は拒まないけれど、ちゃんとふるいにかけて厳選する。気に入った者が去ろうとすると追いかけまくる。その姿は少し病的。
 最初はギターを演奏していたけれど、ベースに変更。その理由は自分の手が小さくて上手に弾けないなどのコンプレックスと、疎遠になっている修二を追いかける為という不純なもの。現在では純粋にベースを好んでいる。修二を追いかけてライブハウスに通い、充にナンパされて一緒にバンドをやろうということになる。
 病弱。持病がある。



 岡田 修二 

 伶とは幼馴染。家も近所で、子供の頃はいつも一緒だった。
 中学生の頃にグレはじめ、悪い子になる。
 グレた理由は単純に悪い友達に誘われて、なのだが、伶から離れたかったという理由もある。
 伶のことを好きだという気持ちに気づいていたけれど、それを認めたくなくて、わざと嫌われるような行動を取っていた。
 が、逆に心配され、泣かれ、追いかけられて困る。
 結局、修二が折れて伶とは元通りの友達関係に戻るのだが、告白は絶対にしないと誓う。
 伶が一人暮しをはじめ、充と知り合い、現在では調度良い距離を取ることができて安心している。
 ギターは父の影響で小さい頃から演奏していた。悪い子の間も、ギターだけは続けていた。
 ヒロムとは伶のことで悩んでいるときに知り合う。
 音楽の趣味が合い、いつか一緒にバンドをやろうと約束をする。
 ワガママ自分勝手な始も、修二の意見はそれなりに取り入れている。兄貴的で頼り甲斐があるタイプ。




 森 充 

 思いこんだら一直線。真のしっかり者だけれど、トラブルメーカーなのでしっかり者の部分が霞んでしまっている。
 伶と反対で人付き合いは上手。だれとでも仲良くなるけれど、心を開く事は滅多にない。
 顔とスタイルは良いのに喋り方と笑い方が汚いのでモテない。本人も治そうとしているけれど、治らない。
 実家は寺。兄弟は姉と妹のみ。長男の充は生まれたときから「寺を継げ」と言われて育ち、何か間違っていると苦悩していた。
 小学生の頃、テレビで見たロックに感動して、「俺もギタリストになる!」と目覚める。
 親と大喧嘩をするけれど、一度目覚めてしまった彼を止めることはできない。
 わざと家からは通えない距離の学校を受験して、バイトをしてギターを購入。
 仲間を求めてライブハウスに通う。
 伶に声をかけたのは、一人で寂しそうにしていたから。女の子のベーシストなんてステキ! とか思っていたことは秘密。
 伶から修二を紹介され、修二の演奏の美しさに惹かれる。
 いじりやすいのか、よく始のオモチャにされている。
 ヒロムのことは、本能が「こいつはヤバイ」と告げており、あまり仲良くはなかった。



 今井 ヒロム 

 典型的なワガママお坊ちゃま、一人っ子。
 曾祖母がフランス人で、その関係から両親は輸入家具の店を経営している。仕事熱心な両親で、ヒロムは幼い頃からほぼ一人暮し状態だった。
 お手伝いさんなど、大人達にチヤホヤされて育った為、同年代の子たちとの接し方がわからない。人付き合いが致命的にヘタ。それに本人は気付いていない。
 一人は慣れているけれど、ものすごい寂しがり。人にお願いする事はしないけれど、命令はする。モノで釣ろうとする。何かをしてもらって当たり前。お礼は気が向いたら口にする、というダメ人間。
 妙な自信に満ち溢れており、真逆な伶はヒロムに強く惹かれた。その為、理不尽な事を言われても伶は「自分が悪い、ヒロムが正しい」という間違った友情を結んでいた。
 こんな間違った人間だけれど、世話好きな修二とは上手くいっていた。
 充はヒロムの暴言にひたすら耐えるだけ、キレたり注意したりせず、笑って流す。
 始は最初からヒロムには何も期待しておらず、「その場しのぎ」としか考えていなかった。バンドから追い出したのは、匡がもう一度ドラムを叩いてくれそうだと見計らっての事。実は伶の入院はまったく関係ない。
 ドラムは自分の家にあったからオモチャとして叩いていただけ。ただの趣味。それほど熱意はない。



 真紅公 

 元ネタの悪魔は恐れ多いので触れませんが、通り名がステキだったのと、ゲイらしいという事を知り使わせて頂きました。
 偶然悪魔と出会う、なんてことはありませんよ。ちゃんと理由はありますよ。という意味もこめて「偶然」とカッコで囲いました。
 気付いてくださったら嬉しいな。
 性格は元ネタとは関係ありません。
 いじわるでお茶目で残酷で、少しだけ優しいというモノを目指しました。
 ちなみに、この作品は伶たちが出てくるシリーズの「番外編」なので、悪魔もこれにしか出てきません。
 基本的に陰気な性格なので、伶やヒロムのような性格の子が大好き。逆に充や修二は嫌い。


 こんなカンジに設定はあるのですが、どうにも長いし本編に絡まないので、今回は人物紹介をゲームには入れませんでした。
 いつか機会があったら、始と匡、伶と修二など、書けたら書きたいなと思います。
 
 最後まで読んでくださってありがとうございました。
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